神無月

春よ、来る

さくし  さっきょく うた  まつとうやゆみ
作詞 ‧   作曲    ‧ 歌 ：  松任谷由実　

あわ　ひかりた　にわかあめ
  淡 き　光　立つ　  俄雨
　　　おもかげ　じんちょうげ
いとし　面影　の　 沈丁花
あぶ　　なみだ　つぼみ
  溢 るる　涙　の　蕾　から
　　　　　　　かお　はじ
ひとつ　ひとつ  香 り  始 める

　　　　　　　　そら　こ
それは　それは　  空 を越えて
　　　　　　　　むか　　く
やがて　やがて　 迎  えに来る

はる　　とお　はる　　まぶたと
  春 よ　  遠 き  春 よ　　瞼　閉じればそこに
あい　　　　きみ　　　　　　　こえ
  愛 をくれし  君 の　なつかしき  声 がする

きみ　あず　　　わ　こころ
  君 に  預 けし　我が　心　は
いま　　へんじ　ま
  今 でも  返事 を待っています
　　　　つきひ　なが
どれほど  月日 が  流 れても
　　　　　　　ま
ずっと　ずっと待っています

　　　　　　　　あす　こ
それは　それは　明日を越えて
　　　　　　　　　　　とど
いつか　いつか　きっと  届 く

はる　　　　み　はる　まよ　た　と
  春 よ　まだ見ぬ 春  　  迷 い立ち止まるとき
ゆめ　　　　きみ　　まなざ　　かた　だ
  夢 をくれし  君 の　  眼差し が  肩 を抱く

ゆめ　　あさ　ゆめ　　わたし
  夢 よ　  浅 き  夢 よ　　私　はここにいます
きみ　おも　　　　　　　　ある
  君 を  想 いながら　ひとり  歩 いています
なが　　あめ　　　　　なが　　はな
  流 るる  雨 のごとく　  流 るる  花 のごとく

はる　　とお　はる　　まぶたと
  春 よ　  遠 き  春 よ　　瞼　閉じればそこに
あい　　　　きみ　　　　　　　こえ
  愛 をくれし  君 の　なつかしき  声 がする

はる　　　　み　はる　まよ　た　と
  春 よ　まだ見ぬ 春  　  迷 い立ち止まるとき
ゆめ　　　　きみ　　まなざ　　かた　だ
  夢 をくれし  君 の　  眼差し が  肩 を抱く